開業ガイド

タイ料理店の売上・損益シミュレーター【2026年版】

本格タイ料理店の開業。グリーンカレー、トムヤムクン、パッタイといった人気メニューの売上をどう予測するか。パクチーやレモングラスなどの特殊食材の仕入れ、調理人件費、そしてグリストラップ設置まで、タイ料理店特有の財務要素を詳細に分析するのがこのシミュレーターです。本場の味を追求しながら、着実に店を回していく。そのための最初の一歩に。

※ 初期値は業界平均に基づく概算です。ご自身の計画に合わせて各項目の数値を変更してください。

月間売上

119万円

月間コスト

189万円

月間利益(利益率-59%)

-699,375円

損益分岐点売上

313万円

黒字化まであと月 194万円 の売上が必要です

タイ料理店の損益分岐点を下げるには、まず高騰しやすいパクチーやハーブといった特殊食材の安定した仕入れルート確保と、ロスを最小限に抑える在庫管理が不可欠です。また、トムヤムクンやグリーンカレーなどの看板メニューの原価率を適切に設定し、日本人向け辛さ調整による客層拡大で客数を増やすことも重要です。固定費では、初期投資でグリストラップや排気設備に適切な費用をかけつつ、家賃や人件費を売上計画と照らし合わせて慎重に設定することが、安定経営への道となります。

売上項目

ランチセット売上33万円/月

カオマンガイ、ガパオライス、タイ風ラーメンなど、ランチタイムに提供するセットメニューの売上。

ディナーアラカルト売上56万円/月

トムヤムクン、グリーンカレー、パッタイ、ヤムウンセンなど、ディナータイムの単品料理の売上。

ドリンク売上14万円/月

シンハービール、チャーンビール、タイティー、ココナッツジュースなど、各種ドリンクの売上。

テイクアウト・デリバリー売上14万円/月

Uber Eatsや出前館などを通じたテイクアウト・デリバリーサービスの売上。

物販売上2万円/月

タイの調味料(ナンプラー、スイートチリソース)、インスタント麺、タイ雑貨などの物販収入。

コスト項目

固定費 売上に関係なく毎月発生変動費 売上に応じて変動準変動費 基本額+変動部分
家賃固定費
30万円/月

店舗物件の月額賃料。

円/月
人件費固定費
60万円/月

調理人、ホールスタッフ、アルバイトなど、従業員に支払う給与。

円/月
食材原価変動費
42万円/月

パクチー、レモングラス、ガランガル、ナンプラー、ココナッツミルク、タイ米、肉、魚介類などの仕入れ費用。

自動計算(売上の35%)
ドリンク原価変動費
30万円/月

シンハービール、チャーンビール、タイティー、ソフトドリンクなどの仕入れ費用。

自動計算(売上の25%)
水道光熱費準変動費
8万円/月

電気代、ガス代、水道代。特に厨房排気設備や空調、グリストラップの稼働で電気代が高くなる傾向。

円/月
減価償却費固定費
5万円/月

厨房機器、内装工事、グリストラップ設置費用などの初期投資を耐用年数に応じて分割計上する費用。

円/月
通信・システム利用料固定費
3万円/月

インターネット回線費用、POSレジ(スマレジなど)、クラウド会計(freeeなど)の月額利用料。

円/月
販促費・デリバリー手数料変動費
6万円/月

SNS広告費、チラシ作成費、デリバリープラットフォーム(Uber Eats、出前館)の手数料。

自動計算(売上の5%)
保険料固定費
1万円/月

火災保険、賠償責任保険など、店舗運営に必要な各種保険の費用。

円/月
消耗品費変動費
2万円/月

食器、箸、おしぼり、清掃用品、テイクアウト容器、トイレットペーパーなど。

円/月
雑費・諸経費固定費
3万円/月

税理士顧問料、清掃業者費用、ゴミ処理費用、その他予測不能な経費。

円/月

業界ベンチマーク

食材原価率(FLコストのF)

28〜38%

タイ料理は特殊食材が多く、仕入れルートや安定供給が原価率に大きく影響します。特にパクチーやレモングラスは価格変動が大きいため注意が必要です。

人件費率(FLコストのL)

25〜35%

熟練したタイ料理の調理人確保にはコストがかかります。効率的なシフト管理や多能工化でバランスを取ることが重要です。

FLコスト率(食材原価+人件費)

55〜65%

飲食店の経営指標として最も重要視されます。この比率が高いと利益が出にくくなるため、常に最適化を目指すべきです。

家賃比率

5〜10%

売上に対する家賃の割合。この比率が高いと固定費の負担が大きくなり、損益分岐点が高くなります。

リスク要因

  • パクチーやレモングラスなど特殊食材の供給不安定性や、天候不順による価格高騰が原価率を圧迫するリスクがあります。
  • タイ料理特有のハーブやスパイスの複雑な調合は熟練の技術を要するため、調理人の腕によって味にばらつきが生じ、顧客満足度を損なう可能性があります。
  • 香りの強い料理が多いため、排気・臭気対策が不十分だと近隣住民とのトラブルに発展したり、店舗周辺への悪臭で集客に悪影響を及ぼすリスクがあります。
  • 日本人向けに辛さを抑えるか、本場の味を追求するかのバランスを誤ると、ターゲット顧客を逃したり、リピート率が低下する可能性があります。
  • デリバリープラットフォームへの依存度が高まると、高額な手数料が利益を圧迫し、収益性が低下するリスクがあります。

プロのアドバイス

  • パクチーやレモングラス、もし可能なら自家栽培を。原価を抑え、いつでも摘みたての香りを届けられる。余ったら冷凍、ペースト加工でロスは最小限に。
  • ナンプラー、ココナッツミルク、各種ペースト。タイ食材の仕入れは、アライドコーポレーションなど専門輸入業者からまとめて。コストを抑え、安定供給を確保。
  • メニューには辛さレベルを明記。日本人向け(マイルド)と本場向け(激辛)。客の好みに合わせて調整できる体制。幅広い客層を取り込む秘訣。
  • クロック(臼と杵)。伝統的な調理器具を使い、カレーペーストやチリペーストは手作り。既製品には出せない本格的な風味、そして仕入れコストの削減。
  • あの独特の香り。開業前に高性能な排気設備とグリストラップは必須。定期清掃も忘れずに。近隣への配慮、排水トラブル防止。

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