開業ガイド

キッチンカー(移動販売)の売上・損益シミュレーター【2026年版】

キッチンカーの市場は成長を続けていますが、その開業には通常の店舗とは異なる特有の課題があります。車両購入・改造費、複雑な営業許可、出店場所の確保とそれに伴う出店料。このシミュレーターは、移動販売ならではの売上・コスト構造を具体的に反映し、事業計画の採算性を数値で可視化します。安定した経営戦略を練るための、確かな指針となるでしょう。

※ 初期値は業界平均に基づく概算です。ご自身の計画に合わせて各項目の数値を変更してください。

月間売上

83万円

月間コスト

59万円

月間利益(利益率28%)

+23万円

損益分岐点売上

35万円

キッチンカー事業における損益分岐点とは、車両ローンや仕込み場所賃料などの固定費、そして食材原価や出店料などの変動費を、売上でちょうど賄える売上高を指します。特に、悪天候による売上変動や、日々の出店場所の確保による出店料の変動が大きいため、固定費をしっかり把握し、変動費率を抑えることが重要です。このシミュレーターで算出した損益分岐点売上高を常に意識し、それを上回る販売戦略と効率的なオペレーションを計画することで、安定した利益確保が可能になります。

売上項目

イベント出店売上24万円/月

週末のマルシェ、フェス、フードイベント等での売上。客単価が高めになりやすい。

定期出店売上36万円/月

オフィス街、商業施設、スーパー等での平日ランチ・ディナータイムの売上。安定性が高い。

ケータリング売上6万円/月

法人イベントやプライベートパーティーへの出張サービス。単価が高く計画しやすい。

ドリンク・サイドメニュー売上9万円/月

メインメニューと合わせて販売するドリンクや軽食の売上。客単価向上に貢献。

デリバリープラットフォーム売上8万円/月

Uber EatsやWoltなど、デリバリーサービスを通じた売上。手数料が発生。

コスト項目

固定費 売上に関係なく毎月発生変動費 売上に応じて変動準変動費 基本額+変動部分
車両ローン/リース料固定費
8万円/月

キッチンカー本体の購入費用やリース費用。初期投資で最も大きい。

円/月
仕込み場所賃料固定費
5万円/月

営業許可要件を満たす専用の仕込み場所(セントラルキッチン等)の月額費用。

円/月
車両保険・税金固定費
1万円/月

自動車保険、重量税、自動車税など、車両維持にかかる費用。

円/月
食材原価変動費
25万円/月

メニュー提供に必要な食材の仕入れ費用。

自動計算(売上の30%)
出店料変動費
5万円/月

イベントや定期出店場所への支払う日額費用。売上に応じて変動する場合もある。

円/月
燃料費(車両・発電機)変動費
3万円/月

車両の移動費や、発電機・LPガスなどの調理・給排水設備稼働費用。

円/月
消耗品費変動費
2万円/月

容器、ナプキン、カトラリー、衛生用品など、顧客提供に必要な消耗品。

円/月
人件費準変動費
8万円/月

アルバイト等の給与。売上増に伴い労働時間も増える。

円/月
広告宣伝費準変動費
1万円/月

SNS広告、チラシ作成、ウェブサイト維持費など。集客のための費用。

円/月
車両・設備メンテナンス費固定費
1万円/月

車両の定期点検、調理機器や給排水設備の保守費用。

円/月
通信費・システム利用料固定費
8,000円/月

携帯電話、インターネット回線、POSレジ・クラウド会計システムの月額利用料。

円/月

業界ベンチマーク

食材原価率

28〜35%

メニュー構成や仕入れルートによって変動しますが、この範囲が健全な目安です。食品ロス削減も重要。

出店料比率

売上の5〜15%

売上に対して出店料がこの範囲に収まるよう、出店場所の選定や交渉を行いましょう。

損益分岐点売上高

固定費 ÷ (1 - 変動費率)

月の固定費と変動費率から算出される、利益がゼロになる売上高。これを上回る計画を立てましょう。

営業利益率

10〜20%

売上から原価や販管費を差し引いた利益の割合。この範囲を目指し、経営の安定化を図ります。

リスク要因

  • 天候不順による売上変動: 雨、台風、猛暑、積雪などは集客に直結し、売上が不安定になる。
  • 出店場所の確保難: 人気エリアは競争が激しく、希望の場所や日時で出店できないことがある。出店料の高騰もリスク。
  • 車両の故障・メンテナンス費用: 特殊な改造を施しているため、故障時の修理費が高額になりがち。稼働停止は即売上減に繋がる。
  • 食品衛生法に基づく規制強化: 食中毒発生時の営業停止リスクや、自治体による設備基準の見直し・強化への対応。
  • 燃料価格の高騰: 車両のガソリン、発電機や調理用LPガスの価格変動が、直接的なコスト増に繋がる。

プロのアドバイス

  • 出店場所の分散と開拓:特定の場所に依存せず、MobiRuやTLUNCHといったマッチングサービスを活用。オフィス街、イベント、住宅地など、複数の場所を確保。悪天候時のリスクヘッジにもなる
  • 給排水・電源計画の重要性:給水タンク・排水タンクの容量、発電機の燃料消費量、LPガスの残量などを常に把握。特に夏季は給水不足で営業停止のリスクも。予備の確保は怠らないこと
  • 効率的なメニューと仕込み:限られた車内空間で提供できる効率的なメニュー構成を。セントラルキッチンでの事前仕込みを徹底し、車両での調理工程を最小限に。提供スピード向上へ繋がる
  • 複数自治体の営業許可取得:営業エリアを広げるなら、隣接する市町村や出店したいイベント開催地の保健所で、移動販売自動車営業許可を取得する。自治体ごとの設備基準の違いにも注意が必要
  • 悪天候・閑散期対策:雨天や猛暑・厳寒期は売上が大きく落ち込む。デリバリーサービス導入、イベント出店からケータリングへのシフト、期間限定メニューで顧客単価を上げるなど、事前の計画を

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