ペットサロン(トリミング)の売上・損益シミュレーター【2026年版】
ペットサロン(トリミング)の開業では、ドッグバスやトリミングテーブルといった専用設備の初期投資、そしてトリマーの人件費が経営の大きなウェイトを占めます。このシミュレーターでは、シャンプー&カット、オプションサービス、物販などの売上項目と、トリマー給与、家賃、消耗品費などのコスト項目を具体的に設定し、損益分岐点を明確にすることで、開業後の安定した経営基盤構築をサポートします。特に人件費率40〜50%の業界特性を考慮したシミュレーションが重要です。
※ 初期値は業界平均に基づく概算です。ご自身の計画に合わせて各項目の数値を変更してください。
月間売上
110万円
月間コスト
74万円
月間利益(利益率33%)
+36万円
損益分岐点売上
74万円
ペットサロンの損益分岐点は、高額な初期投資(ドッグバス、ドライヤー等)に伴う減価償却費と、トリマーの人件費という固定費が大きく影響します。また、シャンプーや消耗品費、水道光熱費もサービス提供量に応じて変動する準変動費です。これらの固定費と変動費をカバーするための月間トリミング頭数や客単価を把握し、効率的な予約管理とトリマーのスキルアップによる客単価向上、そして物販による売上補完が、早期の損益分岐点達成と安定経営には不可欠です。
売上項目
小型犬から大型犬までのシャンプー、カット、爪切り、耳掃除、肛門腺絞りを含む基本サービス。犬種や毛量で料金が変動。
薬用シャンプー、炭酸泉温浴、歯磨き、泥パック、部分カット(顔周りのみ)など、基本サービスに追加する施術。
サロンで使用しているシャンプー、コンディショナー、高品質なフード、おやつ、ケア用品、おもちゃなどの販売。
トリミング前後や短時間の一時的なペット預かり。飼い主の外出中に利用される。
店舗から飼い主宅へのペットの送迎サービス。高齢者や多頭飼いの顧客に需要が高い。
コスト項目
正社員トリマーの給与、社会保険料、交通費など。売上に対する比率が最も高いコスト。
店舗として借りている物件の月額賃料。立地や広さによって大きく変動。
トリミングに使用するシャンプー、コンディショナー、タオル、バリカン刃などの消耗品費。
ドッグバスやドライヤー、エアコン等で消費する電気代、水道代、ガス代。
新規顧客獲得のためのWeb広告、SNSプロモーション、チラシ作成・配布費用。
ドッグバス、トリミングテーブル、大型ドライヤー、エアコンなど高額設備の償却費。
第一種動物取扱業者賠償責任保険、施設賠償責任保険、火災保険など。
予約管理システム(RESERVA等)、POSレジシステム(スマレジ等)の月額利用料。
インターネット回線、電話、顧客へのDM発送などの費用。
清掃用品、事務用品、ユニフォームクリーニングなど、特定の費目に属さない少額費用。
業界ベンチマーク
トリマー人件費率
40〜50%
売上高に対するトリマー給与・福利厚生費の割合。優秀なトリマー確保のため高めになる傾向。
シャンプー・消耗品原価率
3〜5%
トリミングサービス提供にかかるシャンプー、コンディショナー、タオル等の消耗品費用が売上に占める割合。
家賃比率
5〜10%
売上高に対する家賃の割合。この範囲に収めることが経営安定の目安。
顧客単価(トリミング)
7,000〜9,000円
一頭あたりのトリミングサービス平均単価。オプション追加で変動。
リスク要因
- トリマーの離職率の高さと、優秀なトリマーの採用難による人件費高騰リスク。
- ペットのトリミング中の事故、怪我、体調急変による飼い主からの賠償請求リスク。
- 近隣に新規競合店が増加した場合の価格競争激化や顧客流出リスク。
- 集客不足による稼働率の低迷、特に開業初期における固定費回収の遅延。
- 動物の愛護及び管理に関する法律に基づく施設の構造設備基準や飼養管理基準違反による行政処分。
プロのアドバイス
- トリマーの技術力向上と指名制度導入で客単価とリピート率を向上させる。特にハサミ仕上げのスキルは高単価に繋がりやすい。
- ドッグバスや大型ドライヤーなど高額設備は、購入だけでなくリースも検討し、初期投資の負担を軽減する。中古品の活用も視野に。
- 第一種動物取扱業(保管)の登録要件を熟知し、施設の広さ、清掃、給排水、温度管理基準を遵守。定期的な自治体検査に備える。
- 高齢犬・猫向けの負担軽減トリミング(短時間施術、休憩多め)や、デリケート肌用薬用シャンプーの導入で、新たな顧客層を開拓する。
- 予約システムと顧客管理システムを連携させ、顧客の来店履歴、犬種、特記事項を一元管理。バースデー割引や定期メンテナンス提案で囲い込みを図る。
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