開業ガイド

トランクルームの売上・損益シミュレーター【2026年版】

都市部の収納ニーズやEC事業者の在庫保管需要を背景に伸びるトランクルーム事業。しかし、初期投資の大きさ、特にビルイン型では1フロア1000万円を超える改修費用がかかることもあり、稼働率の低迷は大きな課題だ。このシミュレーターは、月額賃料収入から物件費、空調・警備システム、集客コストまで、細かく算出。損益分岐点までの道のりを明らかにします。立地やセキュリティ、湿度管理が収益にどう影響するか、その実態を掴み、しっかりとした事業計画づくりに役立ててください。

※ 初期値は業界平均に基づく概算です。ご自身の計画に合わせて各項目の数値を変更してください。

月間売上

24万円

月間コスト

68万円

月間利益(利益率-186%)

-438,807円

損益分岐点売上

67万円

黒字化まであと月 43万円 の売上が必要です

トランクルーム事業の損益分岐点は、高額な初期投資と固定費(物件賃料、減価償却費、警備・管理システム費用)に大きく左右されます。特に開業直後は稼働率が低いため赤字が続くことが多く、安定した収益を確保するためには目標稼働率(一般的に70〜80%)をいかに早く達成するかが鍵となります。月額賃料単価の設定、効果的なWeb集客戦略、そして何よりも立地選定が損益分岐点到達までの期間を決定づけます。

売上項目

月額賃料収入(ユニット貸し)21万円/月

各収納ユニットの月額賃料。面積(帖)や設備(空調・換気)により単価が変動します。

初期事務手数料9,900円/月

新規契約時に徴収する事務手数料。月々の新規契約数で按分します。

鍵交換費用6,600円/月

新規契約時に徴収する鍵交換費用。月々の新規契約数で按分します。

梱包資材・防湿剤販売3,500円/月

段ボール、緩衝材、防湿剤などの関連商品の販売収入。

収納物保険料収入(代理店手数料)4,000円/月

収納物保険の加入を推奨し、その代理店手数料として得る収入。

コスト項目

固定費 売上に関係なく毎月発生変動費 売上に応じて変動準変動費 基本額+変動部分
物件賃料・ローン返済固定費
35万円/月

土地・建物の賃料、または取得した場合のローン返済額。ビルイン型の場合はフロア賃料。

円/月
初期投資減価償却費固定費
18万円/月

コンテナ設置費用、内装工事費、空調・警備設備などの初期投資額を月割りで計上。

円/月
電気・水道光熱費(空調・照明)変動費
118円/月

空調設備や照明、防犯カメラ稼働に必要な電気代、清掃用水道代など。

自動計算(売上の0.05%)
警備システム利用料固定費
4万円/月

ALSOKやセコムなどのセキュリティ会社の月額利用料。

円/月
契約管理システム利用料固定費
2万円/月

契約・決済・顧客管理を行うシステムの月額利用料(例: いえらぶBB、いい生活)。

円/月
Web広告費(リスティング・MEO)変動費
189円/月

Google広告、Yahoo!広告などのリスティング広告費、MEO対策費用。

自動計算(売上の0.08%)
清掃・保守業務委託費固定費
5万円/月

共用部の清掃や設備の定期点検を外部委託する場合の費用。

円/月
施設賠償責任保険料固定費
1万円/月

施設運営に伴う事故や損害に対する保険料。

円/月
固定資産税・都市計画税(月割)固定費
3万円/月

物件にかかる固定資産税・都市計画税を月割りで計上。

円/月
清掃・事務消耗品費変動費
7,000円/月

清掃用具、トイレットペーパー、事務用品などの消耗品費用。

円/月

業界ベンチマーク

目標稼働率

70〜80%

損益分岐点を超えるために必要な平均稼働率。初期は20〜30%から徐々に上昇させる計画が一般的。

賃料単価(1帖あたり)

8,000円〜15,000円

立地、設備(空調・除湿)、セキュリティレベルによって変動。都市部は高め。

初期投資回収期間

5〜10年

物件取得・改修費、設備費が高額なため、回収には中長期的な視点が必要です。

広告宣伝費比率

売上の5〜10%

特に開業初期や競争の激しいエリアでは、集客のための投資が重要になります。

リスク要因

  • 高額な初期投資(物件取得費、改修工事費、設備費)により、損益分岐点到達まで長期間を要する。
  • 競合の増加による価格競争激化や、周辺環境の変化(新規物件出現など)による稼働率低下リスク。
  • 地震、台風、水害などの自然災害による施設損壊や収納物への被害リスク(保険でカバーできない範囲)。
  • 空調・除湿設備の故障やメンテナンス不足によるカビ・結露発生、収納物の破損とそれに伴う顧客クレーム。
  • 建築基準法や消防法、地方自治体の条例改正による追加投資や事業継続への影響リスク。

プロのアドバイス

  • 立地選びは慎重に。幹線道路沿いや住宅密集地、駐車場付きは優先順位が高い。視認性とアクセスの良さが命。都市型なら駅近、郊外型なら車での利便性を重視しよう。
  • 安心感を与えるセキュリティ。防犯カメラはもちろん、スマートロックや大手警備会社(ALSOK, セコムなど)との契約は必須。これで利用者からの信頼を勝ち取り、他店と差をつける。
  • カビ・結露は厳禁。除湿・空調設備の導入はマスト。特にデリケートな物を預かるなら、24時間365日の温湿度管理は欠かせない。
  • 初期の集客はスピード勝負。WebサイトのSEO・MEO対策をしっかり行い、Google広告やYahoo!広告などのリスティング広告で狙った層に直接アプローチを。
  • トラブル防止は信頼の証。国土交通省の「レンタル収納スペースに関するガイドライン」に沿った契約約款を作成し、収納物保険の加入も積極的に勧める。これで顧客との問題を未然に防ぎ、事業の信用も上がる。

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