開業ガイド

英会話教室の売上・損益シミュレーター【2026年版】

英会話教室の開業は、確かに英語学習への需要拡大と共に魅力的ですが、ネイティブ講師の確保、オンライン英会話との競合、生徒の継続率維持など、多くの経営課題が待ち構えています。このシミュレーターは、グループレッスン、プライベート指導、教材販売といった売上項目から、TESOL資格を持つ講師の人件費、物件費、広告宣伝費まで、英会話教室特有の数値を基に損益を試算します。あなたの事業計画が現実的か見極め、持続可能な教室運営のための財務戦略を練るのに役立つでしょう。具体的な数値を入力し、緻密な経営シミュレーションを始めましょう。

※ 初期値は業界平均に基づく概算です。ご自身の計画に合わせて各項目の数値を変更してください。

月間売上

78万円

月間コスト

103万円

月間利益(利益率-33%)

-258,750円

損益分岐点売上

104万円

黒字化まであと月 26万円 の売上が必要です

英会話教室における損益分岐点とは、グループレッスンやプライベートレッスンからの月謝収入、教材販売収入といった総売上が、講師人件費(ネイティブ講師の在留資格関連費用含む)、物件費、予約システム利用料、広告宣伝費といった固定費と変動費の合計と等しくなる売上高を指します。この点を下回ると赤字、上回ると黒字となります。特に固定費の割合が高いサービス業では、損益分岐点を正確に把握し、目標生徒数やレッスン単価を設定することが安定経営の基盤となります。

売上項目

グループレッスン売上36万円/月

少人数制グループレッスン(例: 週1回50分)の月謝収入。生徒数と継続率が重要。

プライベートレッスン売上25万円/月

マンツーマン指導の月謝収入。高単価だが講師の稼働時間に制約あり。

教材販売売上3万円/月

Oxford University PressやCambridge University Press等の指定教材、自社開発教材の販売収入。

英検・TOEIC対策講座売上9万円/月

短期集中型やオプションとしての対策講座収入。春期・夏期講習なども含む。

留学サポート仲介手数料5万円/月

提携留学エージェントへの送客による紹介手数料収入。生徒の学習モチベーション向上にも寄与。

コスト項目

固定費 売上に関係なく毎月発生変動費 売上に応じて変動準変動費 基本額+変動部分
講師人件費(ネイティブ)準変動費
35万円/月

TESOL/CELTA資格保有のネイティブ講師への給与。在留資格手続きや高給与水準が課題。

円/月
講師人件費(日本人)準変動費
25万円/月

バイリンガル日本人講師への給与。子供向けフォニックス指導や文法解説で活躍。

円/月
物件費(賃料)固定費
20万円/月

教室の賃貸料。駅近や商業施設内は高額だが集客に有利。

円/月
教材仕入費変動費
4万円/月

Oxford University Press等の教材仕入れ費用。生徒数に比例して変動。

自動計算(売上の5%)
広告宣伝費固定費
8万円/月

リスティング広告、SNS広告、地域情報誌、ポスティング、無料体験会費用など。オンライン英会話との差別化には必須。

円/月
予約・学習管理システム利用料固定費
2万円/月

RESERVAやCoubic、あるいはZoom/Skypeなどのオンライン会議ツール利用料。生徒管理、スケジュール調整の効率化に貢献。

円/月
水道光熱費・通信費固定費
3万円/月

教室運営に必要な電気、ガス、水道、インターネット回線費用。

円/月
消耗品費・備品費変動費
1万円/月

ホワイトボードマーカー、コピー用紙、文房具、清掃用品など。生徒数に応じて変動。

円/月
福利厚生費準変動費
5万円/月

社会保険料の事業主負担分、交通費、健康診断費用など。講師数に応じて変動。

円/月
雑費固定費
1万円/月

上記に分類されない少額な費用。銀行手数料、清掃委託費の一部など。

円/月

業界ベンチマーク

講師人件費率

売上高の30〜40%

ネイティブ講師の給与水準や在留資格手続き費用が影響。TESOL/CELTA資格保有者の採用はコスト増要因となる。

生徒継続率

成人向け60〜70%、子供向け70〜80%以上

CLT(Communicative Language Teaching)やEOP(English Only Policy)の導入、定期的なレベルチェックが鍵。

広告宣伝費率

新規開校時10〜15%、軌道後5%程度

オンライン英会話との差別化戦略が重要。リスティング広告やSNS広告の効果測定を徹底。

教室稼働率

目標70%以上

平日の夕方以降や週末がピーク。レッスン枠の埋まり具合で、売上最大化の指標となる。

リスク要因

  • 優秀なネイティブ講師の確保と定着難易度(在留資格手続き、高給与水準、離職率)
  • DMM英会話、レアジョブなどのオンライン英会話サービスとの価格競争激化と差別化の困難さ
  • 生徒の学習モチベーション低下による継続率の低迷、それによる収益の不安定化
  • 少子化に伴う子供向け英会話市場の縮小、または保護者の教育費支出の変動
  • 特定商取引法や個人情報保護法に関する法令違反リスクとそれに伴う信用失墜

プロのアドバイス

  • ネイティブ講師の在留資格(就労ビザ)手続きは開業前の最優先事項。入国管理局への申請は時間がかかるため、余裕を持ったスケジュールで進める。TESOLやCELTA資格保有は必須ではないが、採用時の強力なアピールポイント。
  • オンライン英会話サービスとの差別化戦略。単なる英会話でなく、特定目的の英語(ビジネス英語、VERSANT対策)、異文化理解教育、フォニックスを取り入れた子供向けCLTカリキュラムに特化する。高付加価値で平均単価維持・向上へ。
  • 生徒の継続率向上。定期的なレベルチェック(VERSANT導入も有効)と学習進捗の可視化を徹底。EOP(English Only Policy)導入や少人数制ならではの個別フィードバックがモチベーション維持に繋がる。
  • 教材費は生徒一人あたり年間数千円〜1万円程度。Oxford University PressやCambridge University Pressだけでなく、自社開発のCLTに基づいたオリジナル教材を導入。他教室との差別化と利益率向上。
  • 特定商取引法に基づく契約書作成は必須。クーリングオフ、中途解約規定、広告規制を厳守し、トラブルを未然に防ぐ。長期契約を前提とするなら、法務専門家への相談を。

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