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採用の進め方 比較ガイド無料の公的窓口・求人広告の代理店・採用代行
開業して最初の1人を採るとき、費用ゼロで出せる公的な窓口、複数の求人媒体をまとめて扱う代理店、採用業務そのものを代行するサービスでは役割がまったく違います。順番としては、まず無料で出せるハローワークで反応を見て、媒体選びに時間を割けない段階で代理店、応募後の対応が回らない段階で採用代行、と進むのが費用面で失敗しにくい流れです。ここでは費用のかからない選択肢を最初に置いて整理します。本ページは「どちらが優れているか」ではなく「どの段階でどれを使うか」を示すものです。
各サービスの条件は2026年8月8日時点の公式サイトの記載に基づきます(料金・実績数値・取扱媒体は変更される場合があります)。
選び方の軸
まず費用をかけずに試すか
ハローワークは厚生労働省職業安定局が運営する公的サービスで、求人者マイページを開設すればオンラインで求人を申し込める。全国のハローワークで受け付けた求人が対象。最初の1人を採る段階では、ここに出して反応を見るのが費用面で最も合理的で、応募が集まるかどうかが有料の手段へ進む判断材料にもなる。
媒体選びを任せるか、自分で選ぶか
求人媒体は業種・職種・地域・雇用形態で集まる層が変わり、どこに出すかで結果が大きく変わる。求人広告ドットコムは100種類以上の媒体を扱う代理店型で、媒体選定から掲載・運用まで任せられる。自分で1媒体ずつ試す時間がない場合に効く。採りたい人物像と媒体の相性が自分でわかっているなら、媒体に直接申し込むほうが早い。
応募が来た後の工数を外に出すか
ハローワークは求人の受付と公開までで、応募者への連絡・日程調整・面接はすべて事業主が行う。代理店を使っても選考自体は自社に残る。i-Recruitingは採用代行(RPO)で、応募者対応・面接日調整・書類選考・WEB面接・内定後フォローまで引き受ける。ただし月額152,000円〜(3ヶ月契約・税抜)と水準が高く、継続的に採用が発生する段階で効く。
法人か個人事業主か
見落としやすい点。求人広告ドットコムは法人向けのサービスで、個人・個人事業主からの問い合わせは対象外とされている。個人事業主として開業している段階ではハローワークや無料の求人検索エンジンを使い、法人化の前後で有料サービスを検討する流れが現実的。
採用の進め方 3つの選択肢
「—」は確認した公式ページに記載のない項目です。ハローワークは広告リンクではありません。3つは役割が異なり、同じ土俵の代替ではありません(無料の掲載窓口/求人広告の代理店/採用業務の代行)。
| 項目 | ハローワーク | 求人広告ドットコム | i-Recruiting |
|---|---|---|---|
| 運営主体 | 厚生労働省職業安定局 | 株式会社bサーチ | ESSTNER株式会社 |
| 位置づけ | 公的な求人の掲載窓口 | 求人広告の代理店(媒体選定から掲載・運用まで) | 採用代行(RPO) |
| 費用 | —(公式サイトに掲載費用の記載はないが、無料掲載を前提とした注意喚起が掲示されている) | 「1万円からでも求人広告を掲載することが可能」と記載(複数媒体の契約でさらに割安) | ライト 152,000円/月(3ヶ月契約・税抜)/ベーシック 136,000円/月(6ヶ月)/プレミアム 116,000円/月(12ヶ月)。いずれも月40時間〜。初回契約企業限定の1ヶ月お試しプランあり |
| 扱える媒体・範囲 | 全国のハローワークで受け付けた求人情報 | 100種類以上の求人媒体 | 求人媒体の選定・運用に加え、採用課題の洗い出しから会社説明会の運営まで |
| 任せられる業務 | 求人の受付・公開のみ(応募者対応と選考は事業主が行う) | 媒体の選定・掲載・運用。スカウトメール機能あり(選考は事業主が行う) | 募集企画・求人媒体の選定/運用・応募者対応・面接日調整・書類選考・WEB面接・内定後フォロー |
| 公式記載の実績 | —(このページには記載なし) | 過去10年間で採用代行実績500社以上/運用型広告の継続率98.4%(2023年5月調べ) | リピート率96%/支援事例で6名・10名・80名の採用実績を掲載 |
各サービスの詳細
ハローワーク(ハローワークインターネットサービス)
公的機関の求人窓口・オンラインで求人を申し込める
厚生労働省職業安定局が運営する公的な求人サービス。「求人者マイページ」を開設すると、オンラインで求人の申し込みができ、ハローワークからのメッセージも受け取れる。未登録の場合は「事業所登録・求人申込み」から申請を開始し、既に利用している場合はハローワークの求人窓口でアカウント作成コードを取得してマイページを開設する。対象は全国のハローワークで受け付けた求人。応募者への連絡や選考は事業主が自分で行うため、応募が増えたときの工数はそのまま自社に残る。なお公式サイトには「求人広告掲載時のトラブルについて(無料掲載後の高額請求など)」という注意喚起が掲示されており、求人まわりでは営業を装った請求のトラブルが起きやすいことにも触れられている。有料サービスを契約する際は、総額と契約期間を書面で確認してください。広告リンクではないため、当サイトに収益は発生しない。
求人広告ドットコム
100種類以上の求人媒体を一括で扱う代理店・1万円から掲載可能
株式会社bサーチが2023年11月に開設した、100種類以上の求人媒体を一括で取り扱う代理店。媒体ごとに集まる層や費用が違うため、自分で1つずつ比較する時間がない場合に、媒体選定から掲載・運用までを任せられる。掲載は1万円からでも可能とされ、複数媒体を契約するとさらに割安になると記載されている。実績は過去10年間で採用代行500社以上、運用型広告の継続率98.4%(2023年5月調べ)。求人広告の掲載以外に、従業員のコンディションを毎月数問の質問で把握するツールやスカウトメール機能も提供している。本サービスは法人向けで、個人・個人事業主からの問い合わせは対象外とされている点に注意が必要。
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i-Recruiting(アイリクルーティング)
採用代行(RPO)・リピート率96%・1ヶ月トライアルあり
ESSTNER株式会社が提供する採用代行(RPO)。求人広告を出すこと自体ではなく、採用担当者の工数がかかる業務を引き受ける点が他の2つと役割が違う。対応範囲は採用課題の洗い出し、募集企画、求人媒体の選定・運用、応募者対応、面接日調整、書類選考、WEB面接、内定後フォロー、会社説明会の運営まで。料金は契約期間で変わり、ライト(3ヶ月)152,000円/月、ベーシック(6ヶ月)136,000円/月、プレミアム(12ヶ月)116,000円/月(いずれも税抜・月40時間〜)。初回契約企業限定の1ヶ月お試しプランがあり、「ご満足いただけない場合は全額返金」と明記している(具体的な条件の記載はなし)。リピート率は96%。月額の水準から、開業直後の1人目の採用より、継続的に採用が発生する段階で効くサービス。法人向けのため個人・個人事業主からの問い合わせは対象外。
本ページの選定基準
本ページは広告(PR)を含みます。掲載順と比較表の内容は、読者の状況(まず費用をかけずに試すか・媒体選びを任せるか・応募後の工数を外に出すか・法人か個人事業主か)を基準に選定・記載しています。費用のかからないハローワークを最初に掲載しており、これは広告リンクではありません。各サービスの条件は2026年8月8日時点の公式サイトの記載に基づき、記載のない項目は「—」と表記しています。3つは役割が異なり同じ土俵の代替ではないため、本ページは金額や優劣を示すものではありません。なお求人広告ドットコムとi-Recruitingは法人向けのサービスで、個人・個人事業主からの問い合わせは対象外とされています。
よくある質問
Q. 最初の1人はどこで探すのがいい?
A. 費用の面では、まずハローワークに求人を出しながら反応を見るのが合理的です。あわせて、無料で求人を掲載できる求人検索エンジンや、知人・取引先からの紹介も並行して当たってください。開業直後は知名度がないため、条件が同じなら応募は大手に流れます。給与や勤務時間だけでなく「どんな仕事を任せるのか」「何を身につけられるのか」を具体的に書くと、少ない露出でも応募につながりやすくなります。応募がまったく集まらない、または媒体選びに時間を割けない、という段階になってから有料の手段を検討してください。
Q. 求人広告の代理店に頼むと何が変わる?
A. 媒体選びと原稿作成、掲載後の運用を任せられます。求人媒体は数が多く、業種・職種・地域・雇用形態で集まる層が変わるため、自分で1つずつ試すと時間と費用を消耗します。代理店は複数媒体の実績データを持っているぶん、当たりをつけるのが早くなります。一方で掲載費用そのものは発生します。「無料で掲載できる」という営業を装った高額請求のトラブルもあり、ハローワークの公式サイトでも注意喚起されています。契約前に総額と契約期間を必ず書面で確認してください。
Q. 人を雇うときに必要な手続きは?
A. 従業員を雇うと、労働条件の書面での明示、労働者名簿・賃金台帳の作成、労災保険の加入(従業員を1人でも雇えば原則加入)が必要になります。労働時間や賃金の条件によっては雇用保険・社会保険の手続きも発生します。個人事業主が初めて人を雇う場合は、税務署への届出(給与支払事務所等の開設届出書など)も必要です。手続きの範囲は業種と雇用形態で変わるため、業種別の「開業チェックリスト」で自分の業種に必要な項目を確認してください。
Q. 雇わずに済ませる方法はある?
A. 事務作業が中心ならオンラインアシスタント、専門業務なら業務委託という選択肢があります。雇用は採用費用・社会保険料の事業主負担・教育の時間が継続的に発生するため、業務量が読めない段階では固定費として重くなります。まず「人手が足りない」の中身を分解し、定型作業なのか、判断が必要な業務なのか、接客のように現場にいる必要がある業務なのかを分けてください。現場にいる必要がある業務以外は、外注で代替できる場合があります。
Q. 応募は来るのに選考の対応が回らない場合は?
A. 求人の出し方ではなく、応募後の工程がボトルネックになっている状態です。この場合、媒体を増やしても状況は悪化します。対策は3つあります。①一次連絡と日程調整をテンプレート化・自動化する②選考のステップを減らす(面接回数を1回にする、書類選考を廃止する)③採用代行(RPO)に応募者対応から面接調整までを外注する。③は採用業務そのものを代行するサービスで、求人広告の代理店とは役割が違います。まず①②で改善するかを試してから、③を検討してください。
人を雇うと利益がどう変わるかは、業種別の「損益シミュレーター」で人件費率から確認できます。