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店舗向けスポーツ配信 比較ガイド飲食店・バーで中継を上映する2つの選択肢
店でスポーツ中継を流して集客したい場合、家庭用の契約をそのまま持ち込むことはできません。WOWOWは約款・規約で商業目的での個人契約の利用を禁止しており、スカパー!は法人(会社名義)契約自体を受け付けていません。店舗で合法的に上映するには、法人向けに用意された配信サービスを契約することになります。公式サイトで料金が確認できるのはWOWOWスポーツ放送(法人契約専用)とDAZN for BUSINESSの2つで、月額換算8,250円(税込)〜と年間172,500円(税別)〜。どちらを選ぶかは値段より先に「流したい競技があるか」で決まります。
各社の条件は2026年8月9日時点の公式サイトの記載に基づきます(料金・配信競技・契約条件は変更される場合があります)。
選び方の軸
個人契約は使えない(まずここを確認する)
株式会社WOWOWは「約款および規約において、商業目的でWOWOW個人契約を利用することを禁止しています」と公式に明記している。スカパー!は「法人(会社名義)契約はできません」とし、自宅以外での業務目的の視聴は放送事業者との直接契約になると案内している。さらに個人向けの申込で不特定多数へ放映した場合「損害賠償責任を問われることがあります」とも記載がある。家庭用の契約を店に持ち込む前提で計画を立てないこと。
流したい競技があるか
2社は配信する競技が重なっていない。明治安田Jリーグ全試合・プロ野球(セ/パ両リーグ)・AFCチャンピオンズリーグ・ラ・リーガ・リーグ・アンを流したいならDAZN for BUSINESS。UEFAチャンピオンズリーグ/ヨーロッパリーグ/カンファレンスリーグ・ラグビー・テニス(全豪/全仏/全米)ならWOWOW。常連客が見たい競技が決まっているなら、料金より先にここで絞られる。
年額の縛りがあるか
DAZN for BUSINESSは飲食店向けプランがいずれも12ヶ月契約必須で、小規模(収容人数20名以下)が年172,500円(税別)、中規模(21名以上)が年345,000円(税別)。開業直後で年額を先に確約しづらい場合は負担になる。WOWOWは月額換算7,500円(税込8,250円)〜で初期費用0円、契約期間についての記載は公式サイトにない。
店の規模・業態
DAZN for BUSINESSの公表料金は飲食店向けで、収容人数20名以下と21名以上で倍近く変わる。ホテルラウンジやフードコートなどは条件が異なるため個別問い合わせになる。WOWOWはスポーツバー・バー・レストラン・ホテルでの導入事例を挙げており、申込フォームでは事業形態として法人・個人事業主のどちらも選べる。
告知に公式画像を使えるか
WOWOWは制作した公式画像を店頭やSNSで利用できるとしており、UEFAなど権利元の許諾を受けた画像である旨を明記している。試合の告知でチラシやSNS投稿を作りたい場合、権利処理を自分で調べずに済むのは実務上の差になる。DAZN for BUSINESSの公式ページには画像利用についての記載がない。
店舗向けスポーツ配信の比較
「—」は確認した公式ページに記載のない項目です。スカパー!は広告リンクではありません(法人名義で契約できないため、比較の参考として掲載しています)。※1 飲食店向けの料金。小規模(収容人数20名以下)は年172,500円、中規模(21名以上)は年345,000円、いずれも税別・12ヶ月契約必須。上映は10モニターまで。ホテルラウンジ・フードコートなどは条件が異なるため個別問い合わせ。※2 公式サイトには受信設備についての記載がなく、WOWOWオンデマンドの推奨環境(iOS 14.0以上/Android 8.0.0以上/FireOS 6.0以上/Windows 10・11/Mac)のみ記載があります。※3 自宅以外での業務目的の視聴は、各チャンネルの放送事業者との直接契約になると案内されています。
| 項目 | WOWOW法人契約 | DAZN for BUSINESS | スカパー! |
|---|---|---|---|
| 法人契約 | ○(法人契約専用サービス) | ○(法人専用サービス) | ×(「法人(会社名義)契約はできません」と公式に明記) |
| 料金 | 月額換算7,500円(税込8,250円)〜 | 年172,500円(税別)〜※1 | — |
| 初期費用 | 0円(加えて実質1ヶ月利用料金0円) | 設置費用なし(対応デバイスの購入費は別途) | — |
| 契約期間 | — | 12ヶ月契約必須 | — |
| 主な配信競技 | サッカー(UEFAチャンピオンズリーグ・ヨーロッパリーグ・カンファレンスリーグ)/ラグビー(シックス・ネーションズほか)/テニス(全豪・全仏・全米) | 明治安田Jリーグ全試合/プロ野球(セ・リーグ、パ・リーグ)/AFCチャンピオンズリーグ/ラ・リーガ/リーグ・アン | —※3 |
| 必要な機器 | —※2 | テレビ・モニター+インターネット接続+対応デバイス(Fire TV Stick 4K Max 第2世代/Chromecast with Google TV 4K)。有線LAN推奨 | — |
各サービスの詳細
WOWOWスポーツ放送(法人契約専用)
初期費用0円・月額換算7,500円(税込8,250円)〜
株式会社WOWOWが提供する店舗向けの法人契約です。初期費用0円に加えて実質1ヶ月分の利用料金が0円になる案内が公式サイトに出ており、月額換算7,500円(税込8,250円)〜と、始めるときの負担は本ページで最も軽くなっています。配信されるのはUEFAチャンピオンズリーグ・ヨーロッパリーグ・カンファレンスリーグ、ラグビー、テニス(全豪・全仏・全米)で、関連番組を含めて合計4,000番組以上と記載があります。実務上の利点として、WOWOWが制作した公式画像を店頭やSNSの告知に使えることが挙げられており、UEFAなど権利元の許諾を受けた画像である旨が明記されています。申し込みはフォーム送信→オペレーターからの連絡→契約書類のやりとり→アカウント送付の流れで、最短1日で利用開始。事業形態は法人・個人事業主のどちらも選べます。契約期間と受信に必要な設備についての記載は公式サイトにないため、問い合わせ時に確認してください。
DAZN for BUSINESS
Jリーグ全試合とプロ野球/年172,500円(税別)〜・12ヶ月契約
国内のスポーツを幅広く押さえたいならこちらです。明治安田Jリーグ全試合とプロ野球(セ・パ両リーグ)に加え、AFCチャンピオンズリーグ、ラ・リーガ、リーグ・アンを店舗で上映できます。飲食店向けの料金は、収容人数20名以下の小規模店が年間172,500円(税別)、21名以上の中規模店が年間345,000円(税別)で、いずれも12ヶ月契約が必須です。月あたりに直すと小規模店で約14,375円(税別)となり、WOWOWより高くなる代わりに配信される試合数は多くなります。上映は10モニターまで可能で、設置費用はかからず自分で設定できますが、対応デバイス(Fire TV Stick 4K Max 第2世代、またはChromecast with Google TV 4K)の購入費は別途必要です。安定した視聴のため有線LANの使用が推奨されています。ホテルラウンジやフードコートなどは飲食店とは条件が異なるため、個別の問い合わせになります。年額の確約が必要な点は、開業直後だと判断が分かれるところです。
スカパー!(参考:法人名義では契約できません)
参考掲載・広告リンクではありません
「とりあえずスカパー!を入れれば店で流せる」と考えている場合は、先に確認が必要です。スカパー!の公式ヘルプセンターには「法人(会社名義)契約はできません。」と明記されており、自宅以外の場所で業務目的の視聴を希望する場合は「放送事業者との直接契約となります」として、各チャンネルの放送事業者へ直接問い合わせるよう案内されています。さらに、個人向けの申込で「不特定多数に放映したり、第三者へ配信するなど不正に業務用に利用した場合は、損害賠償責任を問われることがあります」とも記載があります。つまり店舗での上映を前提にスカパー!を検討するなら、見たいチャンネルの放送事業者に個別に当たることになり、料金も条件もチャンネルごとに変わります。本ページで料金を掲載していないのはこのためです。広告リンクではありません。
本ページの選定基準
本ページは広告(PR)を含みます。掲載順と比較表の内容は、読者の状況(法人契約ができるか・流したい競技・年額の縛り・店の規模)を基準に選定・記載しており、報酬額では決めていません。実際、掲載順は報酬額の低いWOWOWスポーツ放送を先にしています。広告リンクを含まないスカパー!も併せて掲載していますが、法人名義での契約ができないため選択肢としてではなく参考として最後に置き、料金欄は「—」としています。掲載している2社は、いずれも公式サイトで料金を確認できたサービスです。公式サイトに料金の記載がないサービスは、金額を推測して比較表に載せることはしていません。各社の条件は2026年8月9日時点の公式サイトの記載に基づき、公式サイトに記載のない項目は「—」と表記しています。
よくある質問
Q. 自分が個人で契約しているDAZNやWOWOWを店で流してはいけない?
A. できません。株式会社WOWOWは「約款および規約において、商業目的でWOWOW個人契約を利用することを禁止しています」と公式サイトに明記しています。DAZN for BUSINESSも「こちらは【法人】のお客様専用のサービス」としており、店舗での上映には法人向けの契約が必要です。スカパー!も、個人向けの申込で不特定多数に放映するなど不正に業務用に利用した場合は「損害賠償責任を問われることがあります」と案内しています。集客のために中継を流すなら、最初から法人契約で見積もりを取ってください。
Q. スカパー!では店舗で流せない?
A. スカパー!の公式ヘルプセンターには「法人(会社名義)契約はできません。」と明記されています。会社や店舗など自宅以外の場所で業務目的の視聴を希望する場合は「放送事業者との直接契約となります」とされ、各チャンネルの放送事業者へ直接問い合わせる必要があります。つまりスカパー!としてまとめて契約する形にはならず、見たいチャンネルごとに条件と料金を確認することになります。手続きの手間を考えると、店舗での上映を前提に設計されているWOWOWの法人契約やDAZN for BUSINESSのほうが話は早くなります。
Q. 2社のどちらを選べばいい?
A. 料金ではなく競技で決まります。明治安田Jリーグ全試合やプロ野球(セ・パ両リーグ)、AFCチャンピオンズリーグ、ラ・リーガ、リーグ・アンを流したいならDAZN for BUSINESS。UEFAチャンピオンズリーグ・ヨーロッパリーグ・カンファレンスリーグ、ラグビー、テニス(全豪・全仏・全米)ならWOWOWです。両者の配信競技は重なっていないため、常連客が見たい競技がはっきりしているなら選択肢は自動的に決まります。決まっていない場合は、初期費用0円で月額換算8,250円(税込)〜のWOWOWから始めて反応を見るほうが、年額172,500円(税別)を12ヶ月確約するより試しやすくなります。
Q. 毎月いくらかかる?年額に直すとどちらが安い?
A. WOWOWは月額換算7,500円(税込8,250円)〜なので、年額に直すと税込99,000円〜が目安です(初期費用0円、加えて実質1ヶ月分が0円になる案内があるため実際はこれより下がります)。DAZN for BUSINESSは飲食店向けで小規模店(収容人数20名以下)が年172,500円(税別)、中規模店(21名以上)が年345,000円(税別)です。金額だけならWOWOWが安くなりますが、DAZNは上映できる試合数が多く、10モニターまで対応します。どちらも「毎月いくら売上が増えれば元が取れるか」を先に出しておくと判断しやすくなります。
Q. 導入すると本当に集客につながる?
A. 断定はできません。WOWOWの公式サイトには、UEFAチャンピオンズリーグ決勝の放映で予約が満席になった、決勝約3時間の売上で年間費を上回った、といった導入店舗の声が掲載されています。ただしこれは広告主が掲載している事例であり、実際の効果は立地・業態・座席数・告知のやり方によって変わります。中継を入れるだけで客が増えるというより、「どの試合をいつ流すかを事前に告知できるか」が結果を左右します。その意味で、公式画像をSNSや店頭の告知に使えるかどうかは実務上の差になります(WOWOWは権利元の許諾を受けた公式画像を利用できると明記しています)。
Q. テレビ以外に何を用意すればいい?
A. DAZN for BUSINESSは、テレビまたはモニター、インターネット接続、対応デバイス(Fire TV Stick 4K Max 第2世代、またはChromecast with Google TV 4K)が必要で、対応デバイスの購入費は料金に含まれません。安定した視聴のため有線LANの使用が推奨されています。複数の試合を同時に流したい場合は、モニターごとに対応デバイスが要ります。WOWOWは受信設備についての記載が公式サイトになく、WOWOWオンデマンドの推奨環境(iOS 14.0以上/Android 8.0.0以上/FireOS 6.0以上/Windows 10・11/Mac)のみが記載されているため、問い合わせ時に確認してください。いずれの場合も、店舗の回線が試合中の長時間配信に耐えるかは事前に確認しておきたいところです。
Q. 飲食店以外でも契約できる?
A. できますが、条件が変わります。DAZN for BUSINESSが公表している年172,500円(税別)/345,000円(税別)は飲食店向けの料金で、公式サイトには「ホテルラウンジやフードコートなどは異なる」と記載があり、その他の業態は個別の問い合わせになります。WOWOWはスポーツバー・バー・レストラン・ホテルの導入例を挙げており、問い合わせフォームで業態を入力する形です。美容室・整体院・ネットカフェ・カラオケ店なども対象になり得ますが、いずれも公表料金がそのまま適用されるとは限らないため、業態と座席数を伝えて見積もりを取ってください。
店舗の回線や設備を含む開業準備は、業種別の「開業チェックリスト」と「備品・設備リスト」で洗い出せます。