開業ガイド

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クラウド電話(03番号)比較ガイド工事なしで固定電話番号を持つ3社

開業時に「03から始まる番号」が必要になるのは、許認可の申請で固定電話番号を求められる場合や、名刺・Webサイトに携帯番号を載せたくない場合です。以前は回線工事が必要でしたが、今はスマホのアプリで市外局番の番号を受発信できるクラウド電話が選べます。初期費用は0〜10,000円、月額は1,280円〜が目安。ただし全員に必要なわけではなく、携帯番号のままで支障がない業種も多いため、まず「本当に固定番号が要るか」から判断してください。

各社の条件は2026年8月9日時点の公式サイトの記載に基づきます(料金・プランは変更される場合があります)。

選び方の軸

そもそも固定電話番号が要るか

要るのは、許認可の申請書に固定電話番号の記入欄がある場合、実店舗があって近隣からの電話を受ける場合、法人取引先に携帯番号を出したくない場合など。オンライン中心の事業で連絡が主にメールやチャットなら、携帯番号のままで支障がないことも多い。月額1,280円でも年間15,360円かかるため、必要性から先に決める。

必要な内線数

1人で使うのか、スタッフ間で内線をつなぐのか。ナイセンクラウドはライト(1内線)2,000円/ペア(2内線)5,000円/プロ(5内線〜)10,000円と内線数で料金が変わる。03plusは月額基本料1,280円(税抜)で1番号から。複数人で電話を取り合う体制が要るなら内線対応、1人なら安いほうで足りる。

取れる番号の種類とエリア

ナイセンクラウドは全国の市外局番に対応し、新規・既存番号の両方に対応。0120/0800は番号ポータビリティが可能と記載。03plusは全国主要46局番に対応し、東京23区・大阪・名古屋・福岡などで市外局番を取得できる(オプションで東京03を全国どこからでも取得可能)。CLOUDPHONEは050・03番号の受発信ができると記載。自分の営業エリアの市外局番が取れるかは申込前に確認する。

契約期間と解約のしやすさ

事業の形が変わりやすい開業直後は、縛りの有無が効く。ナイセンクラウドは「1か月単位での契約が可能」「解約違約金等はありません」と明記している。03plusとCLOUDPHONEは公式ページに契約期間の記載がないため、申込前に確認が必要。

クラウド電話3社の比較

「—」は確認した公式ページに記載のない項目です。※1 税込・税抜の別は公式ページに記載がありません。※2 別途5%の事務手数料が加算されると記載されています。※3 アプリからの発信は20円/30秒、専用IP電話機・宅内機器からの発信は市外局番宛8円/3分、着信は無料。※4 IT導入補助金を利用した場合、購入費用を「最大2分の1」に抑えることが可能と記載されています。

項目03plusナイセンクラウドCLOUDPHONE
初期費用5,000円(税抜)10,000円(一律)0円
月額1,280円(税抜)※2ライト(1内線)2,000円/ペア(2内線)5,000円/プロ(5内線〜)10,000円※1
取得できる番号東京03・大阪06・072など全国主要46局番/050/0120・0800全国の市外局番(03・06など)/050・0120・0800。新規・既存番号とも対応050・03番号の受発信
必要な機器スマホアプリのみで利用可(オプションで専用IP電話機・宅内機器)PC・スマホ・IP電話機スマートフォン(アプリ。大がかりな工事は不要)
契約期間1か月単位(解約違約金なし)
公式記載の実績7,000社・30,000内線以上

各サービスの詳細

ナイセンクラウド

1か月単位の契約・解約違約金なし/7,000社の実績

アイティオール株式会社が運営するクラウドPBX。開業直後にとって効いてくるのは契約条件で、「1か月単位での契約が可能です(解約違約金等はありません)」と公式に明記しています。事業の形が固まらない時期に、年単位の縛りを負わずに固定番号を持てるのは判断がしやすいところです。料金は内線数で分かれ、ライト(1内線)2,000円、ペア(2内線)5,000円、プロ(5内線〜)10,000円、初期費用は一律10,000円。番号は全国の市外局番に対応し、新規取得だけでなく既存番号の利用にも対応、0120/0800は番号ポータビリティが可能と記載があります。留守番電話・着信ルール設定・IVR(自動音声応答)・自動録音・電話会議・キューイング・ページング・API提供と機能は本ページで最も多く、スタッフ間で電話を取り合う体制を作りたい場合に向きます。実績は7,000社・30,000内線以上。税込・税抜の別は公式ページに記載がありません。

03plus(ゼロサンプラス)

月額1,280円(税抜)・スマホアプリだけで始められる

本ページで最も安く始められるサービス。初期費用5,000円(税抜)、月額基本料1,280円(税抜)で、スマートフォンのアプリだけで市外局番の番号を受発信できます。対応は全国主要46局番で、東京23区・大阪・名古屋・福岡などで市外局番を取得可能。「サービス付きシェアオフィスオプション」を使えば東京03を全国どこからでも取得できると記載があります。通話料はアプリからの発信が20円/30秒、専用IP電話機・宅内機器からの発信が市外局番宛8円/3分で、着信は無料。注意点は、公式に「価格はすべて税抜きです。別途5%の事務手数料が加算されます」と明記されている点で、月額の実負担は表示額より上がります。契約期間についての記載はないため、申込前に確認してください。1人で事業を始めて固定番号だけ持ちたい、という最小構成に向く選択肢です。

CLOUDPHONE

初期費用0円・IT導入補助金の案内あり

株式会社Wizが提供するクラウド電話。「初期費用0円で最短1週間で始めることが可能」と記載があり、初期の持ち出しを避けたい場合の選択肢になります。スマートフォンにアプリを入れれば050や03番号の受発信ができ、大がかりな工事は不要。機能は転送電話・内線・不在着信時のSMS送信・入電先の自動振り分け。上位の「CLOUD PHONE Plus」ではキューイング機能とモニタリング機能が使えます。IT導入補助金についての案内があり、購入費用を「最大2分の1」に抑えることが可能と記載されていますが、対象要件の記載はありません。月額料金と契約期間が公式ページに記載されていないため、見積もりを取らないと総額が分からない点は、金額を明示している他2社と比べたときの弱みです。補助金を使う前提で相談したい場合に向きます。

本ページの選定基準

本ページは広告(PR)を含みます。掲載順と比較表の内容は、読者の状況(そもそも固定番号が要るか・必要な内線数・取れる番号のエリア・契約期間)を基準に選定・記載しており、報酬額では決めていません。実際、比較表は初期費用と月額が最も安い03plus(報酬¥2,000)を先頭に置き、報酬が最も高いナイセンクラウド(¥15,000)を2番目にしています。本ページは3社とも広告リンクです。これは、読者にとっての第一候補が「携帯番号をそのまま使う(費用0円)」という、サービス契約を伴わない選択肢であるためで、その判断材料はリード文・選び方の軸・よくある質問で先に示しています。有料サービスを検討する段階で比べる先として3社を掲載しています。各社の条件は2026年8月9日時点の公式サイトの記載に基づき、公式サイトに記載のない項目は「—」と表記しています。

よくある質問

Q. 携帯番号のままではだめ?

A. 多くの業種では問題ありません。固定電話番号が必要になるのは、許認可の申請書に固定電話番号の記入欄がある場合、実店舗があって近隣からの電話を受ける場合、法人取引先に携帯番号を知られたくない場合などです。オンライン中心で連絡がメールやチャットなら、携帯番号のままで支障がないことがほとんどです。最も安い03plusでも月額1,280円(税抜・別途5%の事務手数料)で年間約16,000円かかるため、「名刺の見栄え」だけが理由なら急いで契約する必要はありません。まず業種別の届出ガイドで、自分の業種の申請に固定電話番号が要るかを確認してください。

Q. 3社のどれを選べばいい?

A. 1人で事業を始めて固定番号を1つ持ちたいだけなら、初期費用5,000円・月額1,280円(いずれも税抜)の03plusが最も安く済みます。スタッフ間で内線をつなぐ、着信を自動で振り分ける、通話を録音するといった体制が要るならナイセンクラウド(ライト2,000円〜、初期費用10,000円)が機能面で上です。加えてナイセンクラウドは「1か月単位の契約・解約違約金なし」と明記しているため、事業の形が固まっていない時期でも判断しやすくなっています。初期費用を0円にしたい、あるいはIT導入補助金を使いたい場合はCLOUDPHONEに相談する形になりますが、月額が公式に開示されていないため見積もりが必要です。

Q. 自分の地域の市外局番は取れる?

A. サービスによって対応する局番が違います。ナイセンクラウドは「全国局番対応」と記載しています。03plusは「全国主要46局番」に対応し、東京23区・大阪・名古屋・福岡などで市外局番を取得できるとしていますが、逆に言えば対応外の地域があります。地方で開業する場合は、自分の営業エリアの市外局番が取得できるかを申込前に必ず確認してください。なお03plusには「サービス付きシェアオフィスオプション」で東京03を全国どこからでも取得できる案内もあります。

Q. 今使っている番号を引き継げる?

A. ナイセンクラウドは地域型番号について「新規・既存番号対応」と記載し、0120/0800は番号ポータビリティが可能としています。03plusとCLOUDPHONEの公式ページには、既存番号の引き継ぎについての記載がありません。すでに固定電話を使っていて番号を変えたくない場合は、この点を最初に問い合わせてください。番号が変わると名刺・Webサイト・登記事項・各種届出の変更が連鎖するため、実務上の影響は料金差より大きくなることがあります。

Q. 工事や電話機の購入は要る?

A. 3社とも回線工事は不要です。03plusはスマートフォンのアプリだけで利用でき、オプションで専用IP電話機や宅内機器にも対応。CLOUDPHONEも「大がかりな工事は必要ありません」と記載しています。ナイセンクラウドはPC・スマホ・IP電話機のいずれでも使えます。店頭に据え置きの電話機を置きたい場合はIP電話機の購入費が別にかかるため、見積もりに含めてもらってください。

許認可の申請で固定電話番号が要るかどうかは、業種別の「届出・許認可ガイド」で確認できます。